鍼灸には大きく分けて3つの方針があります。
- 治療院 お城のにし
- 4 日前
- 読了時間: 4分

今日は鍼灸(しんきゅう)の施術の違いについて書かせていただきます。
鍼灸=東洋医学と思われていますが、実は様々な流派やスタイルがあります。
たくさんの鍼灸院がありますが、その治療院ごとのスタイルがあり本当に
施術方法は同じではありません。
鍼灸師は、はり師きゅう師という免許を持っています。
この免許は安全に施術をしたり医学的、解剖学的な知識を見に付けた事を
試験をして免許をとります。
けれど実際の治療方法については、国家試験では問題とならず
また学校でもあまり教えてもらえません。
というのは、鍼灸には多くの流派(りゅうは)があり
流派ごとに治療法が違うため、国家試験の問題に出来ないからです。
鍼灸の学校を卒業して免許をとってから、自分で治療法を探して
身に付けて行くのです。
治療法にはさまざまな流派があるため
治療院によって治療がかなり違ってくるのです。
これは患者さんにとって鍼灸院を選ぶさいに
とても悩ましい事です。
実際に行ってみるまで、どのような施術をしてくれるかわからないからです。
わかりにくい鍼灸の施術法を簡単にお教えします。
大きく分けると
日本伝統鍼灸
現代鍼灸
中医学鍼灸
この3つに別れます。
それぞれの特徴を簡単に整理しました。
1. 日本伝統鍼灸(経絡治療など)
日本の歴史の中で独自に発展した、非常に繊細で心地よさを重視したスタイルです。
診断法: 脈診(みゃくしん)や腹診(ふくしん)を最も重視します。手首の脈の打ち方や、お腹の弾力から全身のエネルギー(気・血)の乱れを読み取ります。
鍼の特徴: 非常に細い鍼を使い、皮膚に接触させる程度の「刺さない鍼(接触鍼)」*や、ごく浅く刺す技法が中心です。
考え方: 「心身一如(しんしんいちにょ)」を掲げ、病気そのものよりも「その人の体質や全体のバランス」を整えることで、自然治癒力を高めることを目的とします。
体感: 痛みがほとんどなく、リラックス効果が高いのが特徴です。
2. 現代鍼灸(西洋医学的鍼灸)
解剖学や生理学、根拠(エビデンス)に基づいた、現代科学に近いスタイルです。
診断法: 筋肉の凝り、神経の走行、関節の可動域などを検査します。整形外科的なテスト法や、現代医学的な診断に基づきます。
鍼の特徴: 症状の原因となっている筋肉(トリガーポイント)や神経に直接アプローチします。低周波の電気を流す「パルス療法」などもよく併用されます。
考え方: 「なぜ痛みが出ているのか」を物理的・生理学的なメカニズムで解明し、局所の血流改善や痛みの遮断(ゲートコントロール理論)を狙います。
体感: ズーンとした「響き」を感じることがあり、肩こり、腰痛、スポーツ障害などの運動器疾患に即効性を発揮しやすいです。
3. 中医学鍼灸(中国伝統医学)
1950年代に中国で体系化された、論理的でダイナミックなスタイルです。
診断法: 「弁証論治(べんしょうろんち)」という独特の論理を用います。舌の色を見る「舌診(ぜっしん)」や、問診を細かく行い、タイプ分けをします。
鍼の特徴: 日本の鍼に比べて太めで長く、しっかりと深く刺すことが多いです。
考え方: 体の中を流れる「気・血・津液」や、五臓六腑(肝・心・脾・肺・腎)の機能を分析し、病因を特定して治療方針を立てます。
体感: 鍼特有の「得気(とっき)」と呼ばれるズッシリとした感覚を重視します。内臓疾患や自律神経、婦人科系のトラブルなど、幅広い内部疾患を得意とします。
この大きな3つがそれぞれさらに幾つもの多くの流派にわかれます。
本当にわかりにくいですね。笑
ちなみに私は1. 日本伝統鍼灸でお身体全体の調子を整えたあとに
2. 現代鍼灸を行っています。
場合によっては中医学鍼灸も併用させていただいています。
どうぞご参考になさってください もっと詳しくお知りになりたい時はどうぞお気軽に聞いてください。





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